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【看護学生のためのパソコン活用法】

パソコンに医学専門用語変換辞書を組み込む



看護学生のためのパソコン活用講座、今回は、「医療専門用語変換辞書を組み込む」をテーマにお話したいと思います。

看護学校のレポートをパソコン(ワード等)で書いていて、難しい専門用語がきちんと変換されなくて困ったことはありませんか?

そういった悩みを解決するために、「医学専門用語かな漢字変換辞書」というのがあります。これはインターネットで公開されているデータで、誰かが長い時間をかけてせっせと作ってくれたデータを、無料提供してくれているんですよ。



理屈ははわかるでしょうか? パソコンの機能として固有名詞など変換しづらい単語の読みを自分で登録できる機能がありますよね。それを使ってひとつひとつ医学用語を登録してもいいのですが、何千何万もあると面倒くさいので、先人が作ってくれた単語表を使って一気にパソコンに取り込んでしまおうということです。

大まかな手順を言いますと、

1.インターネット上から医療用語変換辞書ファイルをダウンロードする
2.圧縮展開ソフトを持っていないなければ、同じくダウンロードする
3.ファイルは圧縮されているので、展開ソフトを使って“解凍”してやる
4.IMEの付属機能を使って、辞書ファイルを登録する

ということになります。


1.医学用語変換辞書のダウンロード

インターネットは情報の宝庫。世界中のいろいろな人が作ってくれたさまざまなデータやソフトウェアが流通していて、無料で自由に使えるものも少なくありません。それらをフリーウェアと言いますが、そのひとつにライフサイエンス辞書があります。

これはlsdという文部省の助成金を受けているグループが作っているフリーの医学用語専門辞書です。ライフサイエンス(生命科学)ってなんだ? とお思いでしょうが、医学の基礎的な用語辞書と理解していいと思います。人体の名称や病名、薬品名なんかは、たいていこれでいけます。

まずは「ライフサイエンス辞書」がダウンロードできる下記のサイトにアクセスしてください。(別窓で開きます)


ライフサイエンス辞書ダウンロード

http://lsd.pharm.kyoto-u.ac.jp/ja/download/


いろいろなIME(かな漢字変換ソフト)用の変換辞書が並んでいるはずです。

いちばん上にマイクロソフト社の標準かな漢字変換ソフトMS-IMEがあります。最初から Windows に組み込まれているのでおそらく大半の Windows ユーザがそのまま使っていることと思います。

次の段にある ATOK (エートック)というのは、Windows が登場する前からある純日本産のかな漢字変換ソフト。いまでもその変換精度には定評があります。ワープロソフト「一太郎」で有名なジャストシステム社の商品なので、一太郎が最初からインストールしてあるパソコンを使っている人は、ATOKを標準で使っている可能性があります。

ダウンロードと書かれた下にあるアイコン(イラスト)をクリックするとダウンロードが始まります。また辞書名をクリックすると導入説明方法が表示されます。もっともダウンロードした圧縮ファイルの中には、インストール方法を図入りで説明した文章が含まれているので、大丈夫です。

ご自分がお使いのIME用の辞書ファイルをダウンロードしてください。

ただ、注意点なんですが、それぞれ対応しているバージョンが若干古いのが難です。MS-IMEはバージョンが97、ATOKは10/11となっています。これ以降の新しいバージョンを使っている場合は、辞書ファイルの形式が異なっていますので、「コンバート」という作業を行わないと、パソコンに組み込むことができません。(ちなみに現時点での最新はMS-IME2000とATOK14です)


例1: MS-IME 97を使っている場合

MS-IME用のファイルサイズは、274 KB。ダウンロードにかかる時間は回線状況に依りますが5〜10分くらいでしょうか。

ファイルはLZH形式で圧縮されています。これを圧縮解凍ソフトを使って展開します。そうすると中にはふたつのファイルがあります。

LSD3MS97.DIC (辞書ファイル本体)

LSD3MS97.WRI (図入り説明書)

"LSD3MS97.WRI"というファイルを開くと、ウィンドウズに標準でついてくるワードパッドというソフトが開いて文章が表示されます。イラスト入りで丁寧に書かれているので、それに従って操作をすれば大丈夫だと思います。ATOK 10/11 の場合も同様ですので、後の説明は省きます。


例2: MS-IME 97用辞書からMS-IME 98/2000 へコンバート

MS-IME98/2000は以前とは辞書ファイル形式がかわったために、MS-IME97用辞書ファイルをそのまま読み込むことができません。そこでIMEの付属機能を使って辞書形式を変換します。ダウンロードするファイルは例1と同じです。まず圧縮ファイルを展開して、辞書ファイル LSD3MS97.DIC を取り出しておきます。

次に右下のIMEのアイコンを右クリックして、<プロパティ>項目を開きます。

医学専門用語カナ漢字変換辞書の登録の仕方

開いたダイアログボックスの上の方にいくつかタブが並んでいると思いますが、<辞書/学習>をクリックして開きます。ボックスの中央に<辞書ツール>という大きなアイコンがありますので、それを開いてください。

メニューバーから<新規作成>を選び、新しい空の辞書ファイルを作成します。名前はなんでもいいのですが、とりあえずMedical.dicとかにしたらいいでしょう。ついでメニューバーの<ツール>の中から<MS-IME用辞書からの登録>を選んで、先ほどダウンロードして展開した辞書ファイル"LSD3MS97.DIC"を指定します。すると辞書ファイルの変換が始まります。

こうしてできた医学用語変換辞書ファイル"Medical.dic"を使用するユーザー辞書に指定すれば、快適な医学用語変換が実現できます。

参照をクリックして、作成した医学用語変換辞書を指定する


ヒント:これまでにご自分でたくさん語句を登録してきた人は、それも合わせて統合してしまうという手もあります。詳しくはIMEのヘルプや取扱説明書なんかを見てくださいね。


例3: ATOKを使っている場合

変換辞書を組み込むには、実はATOKの方がなにかと使い勝手がよかったりします。というのはMS-IMEの場合は、単語登録をするためのユーザー辞書がひとつしか使えません。対してATOKはユーザー辞書の他に補助辞書という形で複数の辞書を同時に参照させることができるんです。だから、それまで自分が作ってきた辞書をそのままに、医学用語辞書を付け足すという形で使用できます。ちなみに私はATOK派です。

ATOK用の辞書もダウンロードできるのはバージョン10/11という二世代前の辞書ファイル形式になっています。現在主流のバージョン13や14で使うためには、例2で説明したのと同じようなコンバートという作業が必要になります。やることは例2とほとんど同じなんですが、細かいことはATOKのマニュアルを参照下さい(おもいっきり手抜き!。要望があれば説明しますけど…)

作成した辞書ファイルは補助辞書に指定します。



この項目だけは、誰にでもわかるような形で説明したかったんですが、どうも途中で力つきちゃいました。自分であれこれやってもうまくいかないという人は、メールでお知らせください。学校にパソコンを持ってきてくれればインストール&設定してあげますので。(同じ学校の人で、ノートパソコンというのが条件。まあ、デスクトップを持ってきてくれてもいいですけどね…)

リクエストがあれば、もっと詳しく書き直します



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