【看護学生のためのパソコン活用法】

パソコンで仏語・独語・スペイン語の文章を書けますか?



医療系のレポートで参考文献を引用しようとすると、病名や人名などの表記で英語にはない特殊な記号が出てきて困ることがあります。アクセント記号のついたアルファベット、たとえばeの上に^という記号がついているものなど、どこかで見たことがあると思います。

欧文特殊記号の例

引用は原文のままでというのが大原則。さてどうしよう? あまり知られていないのですが、実はふつうのパソコンでこういった欧文の特殊記号を入力することができます。

大原則−欧文フォントを指定する

まず大原則はフォント(書体)に欧文用を指定するという点です。ここではワープロソフトのWordを前提に説明していきます。Wordでは上の方に書体を設定する窓があるはずです。通常は「MS明朝」という日本語フォントが初期設定になっているはずです。これを欧文フォント、たとえば Century や Times New Roman といったものに変更します。

これで特殊記号を含めた欧文入力のお膳立てが整いました。この状態で入力できるのは半角英数のみです。全角文字、つまり日本語を入力すると勝手にMS明朝にフォントがかわってしまうので注意!

方法1 Word のショートカットキー

フランス語とかドイツ語のキーボードならアクサン、セディーユ、ウムラウト、ティルデなどを直接入力するキーがちゃんとあります。でも私たちが使っている日本語キーボードにはない! そこで複数のキーを組み合わせでそれを指定するという方法を使います。こういうのをショートカットキーと言ったりします。詳しくは下に一覧を載せておきました。たとえばフランス語のセディーユを入力するときは、[CTRL]キーを押しながら[<]キー([ね]キー)を押してから[C]を押せばOK。

これらの特殊記号はもともとCenturyやTimes New Romanといった欧文フォントに組み込まれているものです。しかし日本で流通しているパソコンは一般的に日本語か英語でつかうのが前提になっているので、これらの西欧特殊記号はふだん隠されている、というかキー割り当てがされていないんです。そこでちょっと特殊なキー操作をしてそれを呼び出すわけです。

方法2 外国語のキーボードに切り替える

欧文入力に使うワープロソフトの種類は重要です。ここではMicrosoft社のWordを使いましたが、このようにスムーズに欧文文字を入力できるワープロソフトは意外と少ないようで、一太郎など他のソフトでも同じようにできるかどうかは確認していません。方法1で説明した『ショートカットキー』を使う方法はWordに依存するものだと思います。つまりWord以外ではこの方法で欧文を入力できないということ。

他のソフトを使う場合はどうしたらいいのかというと、一般的な方法としては、フォントを欧文フォントに切り替えて、あとはIME(MS-IMEやATOK)の文字パレットから選ぶという方法があります。

また、本格的に仏文や独文を打つ人はいっそのこと、キーボード自体をドイツ語用やフランス語用に変えてしまうほうが楽かも知れません。といってもなにも実際のキーボードを付け替えるわけではなく、ソフト的に切り替えるだけです。

日本語のウィンドウズでも、ヨーロッパを初めとするかなりの他言語のキー入力をサポートしています。もっともそれを利用するためにはちょっとした設定の変更が必要になります。ちっとも難しいものではないのでご安心を。

方法はデスクトップの[マイコンピュータ]の中にある[コントロールパネル]から[キーボード]を選択します。[言語]というタブをクリックすると下のような画面が現れます。

上の図ではすでにドイツ語とフランス語、スペイン語が選択されていますが、通常は日本語(Microsoft IMEやATOK)のみが表示されているはずです。赤枠で示した[追加]をクリックすると、言語一覧がずらっと出てきて、そこから好きな言語のキーボードをシステムに追加することできます。場合によってはWindowsのインストールディスクの挿入を求められることもあります。その場合はWindows 98やmeのインストールディスクをCD−ROMドライブにセットしてください。

ドイツ語を入力する場合は、ドイツ語は(標準)を選べばいいのですが、フランス語の場合は(カナダ)を選んだほうが便利です。というのはフランス本国のキーボードは、ふつうのアルファベットの配置も日本語や英語のとは違うので、ちょっと使いにくいからです。

システムに新しく追加したキーボードの切り換えるは、画面右下にあるIMEのアイコン(赤い↓)をダブルクリックします。そうすると下の画面のようなボックスが現れるので、使う言語を選びます。

これで、ドイツ語やフランス語のキーボードと同じ操作で、特殊記号もすんなりと入力できるようになったわけです。ところが肝心のドイツ語やフランス語のキー配置がわからないとどうしようもないですよね。それは以下の図をご覧下さい。

*水色のキーはアクセント記号。このキーを押してから、ふつうにeやu、oなどのキーを押す

*キーの上段の記号はShiftキーを押しながら入力する

[おまけ] フランス語やドイツ語のホームページの文字化けを直すには?

普通に日本語のホームページを見る感覚で、仏語や独語のページを開くと、ところどころ文字化けしているところに気付くはずです。それは先ほどからお話ししている特殊文字や記号が使われている部分。それを正しく表示させるのは簡単です。

Netscapeだったら、メニューバーの[表示]→[文字コードセット]の中から[中欧]などを選べばOK。Internet Explorerなら、メニューバーの[表示]→[エンコード]の中から[中央ヨーロッパ言語]や[その他]の中の[西ヨーロッパ言語]などに切り換えてみてください。ちゃんとウムラウトやセディーユが表示されるはずです。




なんか気合いを入れて説明しちゃいましたが、実は私、フランス語もドイツ語もスペイン語もまったくわかりません。第2外国語でも「実用英語」っていうのを選択しちゃったもので…。ここに書いた内容は、工学部時代に「シュレディンガー」の原名をパソコンで入力する必要に迫られてあれこれ調べた結果の焼き直しです。

そんなわけですので、パソコンの操作以外の語学的な質問はしないでくださいね。



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